夏の友

宿題

12月26日(日)はれ 日記を紐解く

東京五輪への恨み節を飾ったまま放置しておりました。
あれから岐阜県の高校は臨時休校&オンライン授業になり,それが明けてからというもの,怒涛のような日々を過ごしていました。
働き方を無茶苦茶にしてみたところ,無事に久しぶりに風邪を引きました😆
37.5℃まで発熱するとぞっとしますね,このご時世。
以上,時候の挨拶でした。


本題。登録しっぱなしのTumblrを消し飛ばした。
この夏の友を立ち上げる1年前まで(2017年まで),デザイン性だけに惹かれてTumblrでブログを書いていた。
が,インターフェースは悪いし,段々と息苦しくなってくる感じもするし,やめた。
その時は教員生活で一番つらいときだった。初担任がうまく行かず,パワハラは受け続け,誰も助けてくれずに孤立。
触れづらい変人であることを差し引いても,誰か助けてくれても良かったのではないか。
心療内科に通い始めたところで血相変えて助け舟を出してくれた人もいたなぁ。……置いておいて。
書くというモチベーションもなく,放置して初担任の年を終えた。
その翌年は(おそらく配慮してもらって)副担になり,だんだん暇を持て余してきたところで,このブログをはてなで立ち上げたのであった。

Tumblrで書いていたことなんて何だったか忘れていた。定期的にメールが届いて,ブログを見ろと催促されるものの,食指は動かぬ。
今日,ぷつんと何かが切れて「あーあのメール鬱陶しいわ解約しよ」というところで,記事の移行を始めたのであった。
結局,原始的な移行の仕方しか通用せず,一つ一つの記事を読みながらコピペし続けた。

当初はクリックひとつですべてを消し飛ばすつもりだった。
そのつもりで,ちょっとだけ覗いてみたところ,主に綴られていたのは大学4年生の頃の日記だった。2014年だ。
初めて夜行列車「ムーンライトながら」に乗って,鎌倉観光をした大冒険だ。
正確には,きっぷは友人に取ってもらった。今思えばあの競争率の高いきっぷを取ってくれなんて,気軽にも程がある頼みをしてしまったんだろうと,移行作業をしながら頭を抱えた。本当に感謝している。今のところ人生唯一の乗車体験なのだから,あれは間違いなくナンバーワンの時間だった(居住性は最悪だった)。

あと,孤独をこじらせて気持ちの悪いポエムをいくつも生やしていたのでそれらは闇に葬った。
でも,せっかくなのでいくらかマシなものは残して,このブログの過去として植え替えることにした。
今読むと鳥肌が立つ。高校生のときの作文を読んだときの大学時代を思い返すと,同じような感覚を持った気がする。発酵して異臭を放っていたものはきちんと消し飛ばした。


そんなわけで,思わず日記を紐解いてしまったのであった。
本音を言えば「ムーンライトながら乗車記」を残しておいておきたかっただけなのだが,まあ,ついでだ。
「乗車記」は,思った以上にみずみずしく書かれていて驚いた。新鮮で,世界が広がった感覚がうれしくて仕方なかったのだろう。そんな在りし日の自分を懐かしむ。