夏の友

宿題

12月31日(金)ゆき いまできることとは

必ず大晦日にはブログを書いていると思う。それは誕生日だというネタがあるのが1つの理由で、それ以外はさぼってきた自分への罪滅ぼし的な要素もある気がする。というかだいたいそれである。

 

29歳になってしまった。それが割と嫌で、歳をとることに対してここ何年かで一番抵抗感が強い。30歳に片足を突っ込む年。人間ドックが課される。アラサーでなくサーになる。生徒との年齢差も確実に開く気がしてしまう(気のせいではない)。

大台に乗るとはそういうことで、この半年間ぐらいそれが気にかかって仕方がなかったのであった。

 

じゃあその半年間ぐらい何をしていたかというと、1年生の担任だ。担任4回目にして「後輩に伝えたいことを考えてね」とか「若い人にそのプリント共有してあげてよ!」なんて言われる始末である。いやまだ教員7年目ですけど…なんて言っていても仕方ない。現実問題、後輩はたくさんいる。そういう圧を受けながら、なんとなく30歳のカウントダウンが始まった気がしていたのである。

8月にはオンライン授業。岐阜県の判断は英断か、それとも愚策かは分からない。そのせいで授業進度は遅れたが、感染被害を避ける1ヶ月間には意味があった。そもそもオンライン授業が発信できる設備があったのは、岐阜県の大きなアドバンテージだった(のに、宣伝がヘタクソだから目立ってない。そこだよ)。その整備と試行錯誤した夏だった。

秋から学年の成績が如実に落ち、大きな危機感を持ちながら叱ったり褒めたり仕掛けを作って奮闘したつもりだ。深夜まで毎日仕事していたら流石に風邪をひいたのがつい先日。あー、走り抜けた。自分の首を絞めながら感慨に浸る。

 

そこで立ち止まると、この半年、自分に投資していただろうか。時間を割いて取り組めたことは何だ。

筋トレは頑張った。夏のオンライン授業のときは夕方に早く上がれた分、時間をかけられたと思う。

一応、ベンチプレス60kgは1度上がったけどそこが壁だ。55kgへ挑戦していないのがダメだと思う。来年は70kg挙げられるまで頑張る。スクワットとか懸垂とかも頑張る。

で、勉強面。複素解析で留数定理まで、そして今更線形代数をやり直し始めた。これぐらいは高校生に教えられるぐらいじゃないとダメだと思った。

結局、自分の頭で勉強したことがなかったのだ。本を噛み砕いて、自分のことばにする力が高校数学の範囲でようやくできるようになってきた(3年生の授業を毎年持っているおかげだ)。いま、ベクトル空間の次数を定義しようとして苦労しているのはめちゃダサいけど向き合わなければもっとダサいと思った。

*1

 

鉄道旅は割とできた。先日のムーンライトながらの旅のように、残さないと残らないから整理しよう。

オミクロンがどうなるか次第だが、隙を見ては行く。

 

2021年はそんな感じだ。ちょっとだけ自分への自信が増したかな。

ちゃんと発信しよう。そう言い続けて幾星霜。

アウトプットするにはインプットが大事。コミュニケーションするにはアウトプットすることが大事。ということは…?

 

来年こそ良い年になりますよう。

*1:※流石に補足。ここら辺、線形代数の世界で勉強するのを逃げて一般の本でやっていたから、世界本を読んで苦労しているのが正しい。世界本の考え方がすべてではないとも思っておるよ。