夏の友

宿題

心無い言葉ということば

直接担当をしているわけではないのですが、
バイト先で口も態度も悪い中学生を注意したところ、小声でありったけの悪口をプレゼントされました。
日頃からイライラしていたので自分の言葉の効力を確かめられて少し勝ったような気分になっていますが、それは大人げないので言わない。
2年ぐらい昔、まだ青かった頃は全力で攻撃にかかっていたと思います。
動じないまま横目で「おお吠えてる吠えてる」と流せるようになったのも成長かな。
ここからが本題です。
浴びせられた悪口、これはいわゆる「心ないことば」という奴ですが、ここで疑問。
心ないことばに果たして心がないものか、と。
ひねくれた解釈をしなければ、ここでいう「心」とは、相手への思いやりの心のことです。
相手が傷つかないように配慮していない言葉を指して言うのでしょうが、
語感からして「気持ちが抜けた言葉ではないだろう」とふと思ってしまいました。
悪口を吐く本人にももちろん本人の意志があります。
このおっさんはいちいちうるさいとかキモいだとか、そういう言葉も本人の言葉です。
単なる喧嘩ならこれを切っ掛けにして揚げ足を取ったりしながら人格否定すればよいのですが、
いい年の人間がそれも恥ずかしい。
ましてや教育する立場からの行動ではないですね。
(ここらへんを衝動的にすっ飛ばしてしまった人が槍玉に上がるのでしょう)
本当に自分がキモいのかを反省しつつ、相手の気持も考えてあげるのが大人かなあと感じています。
実際昔、大人に対して反抗してグチグチ言っていたことがある人間ですから、
相手が悪い面"も"あることくらいは分かっています。
そのことを思うと頭ごなしに「悪口はいけない!!!!!」とは言えません。
彼らにだって主張はあるわけですからね。
そういう意味で、特に中学生ぐらいの子の悪口に対して心ないなんて言ってはいけない気がします。

でも、流石に陰口で酷い言葉を並べるのはいけないとしみじみ思います。
陰口叩くのは楽しいけど、いけません。