8月21日(火)はれ《おつかれさま》
珍しく,甲子園を見たいと思って半休で帰った.まだお盆休みから抜けてない雰囲気だしへーきへき.
初回から緊張なのか疲労なのか,金足の投球が乱れているのが気にかかる.そのスキをチャンスに変える大阪桐蔭.どうあってもここまで来たのだからそれは下手とか怠慢とかではない.全国百数校のうちの天辺2校なのである.
エアコンをかけながら贅沢にアイスコーヒーなどこしらえて熱闘を見ていた.作業をしつつテレビに目をやっていたが,何と言うかな,楽しむ姿や励ます姿が所々に見られてとても嬉しい気持ちだった.周りの人間たちはこの一戦にゴタゴタと意味を飾り付けるが,それ以前に彼らは野球をやっている.かけがえのない高校生の時間を野球に費やしている.それだけだと思った.
おそらくは,しばらく金足フィーバーが続くだろう.桐蔭の根尾くんがどの球団に行くかどうかとかも盛んに言われるはずだ.でも願わくば一人でも多くの人間に,彼らは利益損得を第一に野球をやっていないことを忘れないでいてほしいと思った.なので,僕からかける言葉はおつかれさま,の一言だけにしておきたい.