夏の友

宿題

8月20日(月)はれ《食事中注意》

風邪をひきながらの出勤となった.

ここ何年かの常套の展開なのだが,まず熱っぽくて身体がだるくなる.だいたい同時に上咽頭炎っぽい症状が出てくる.そこから気道に沿って下に炎症が移動して,咳やらなんやらにつながっていく.記憶に新しいのは,6月にはそこからこじらせてマイコプラズマ肺炎っぽい症状が出た(診断が出ていないので何とも……).ということで,今回もそんな感じになってしまったのか,あるいは別の症状か,と恐々としている.

半休をもらって,14時くらいから日が暮れる19時ぐらいまで延々と寝た.それでも身体は重く,熱っぽさもある.ただ今回は何故か熱っぽさが熱に直結していなくて,最高で37.2℃までしか上がらなかった.微妙なので頓服薬のカロナールを飲むのも憚られた.いっそのこと38℃まで出てしまって,一気にカタを付けたいなと思ったのだが…….

あと,今回変に意識してしまっているのかもしれないが,痰がとても臭い.ああここで炎症が起きているのだなとよく分かる感じである.症状の緩和を狙ってうがいもするが,膿栓もよく出てくる.膿栓をつぶしたところもっと臭かった(自明).ああこれは恋人にもキスができないなあとひとしきり思ったところで,相手がいないなあとぼんやり夕暮れを眺めていた.泣けるねぇ.

喉が弱くなったのは,大学を出て,初めての一人暮らし2週間目で扁桃腺をやられたことに起因すると勝手に思っている.病院にもかからずに1ヶ月くらい風邪薬でごまかしていたら毎日フラフラで大変だった(自明).その時薬局で買ったパブロン130錠は今日も用法容量を守って正しく使っているが,この小瓶を眺める度にその時を思い出す.鮮烈な社会人デビューだったのだった.