夏の友

宿題

旭日フェアウェル ~1日目前半~

唐突に始まったこの旅。
そのきっかけは友人が春休みに旅行しまくりたいと言っていたことから。
「東京に行くなら僕と契約して連れて行ってよ!」
初めはそんなノリでした。
実際その時に行きたかったのは明倫館書店ぐらいだったし。
(:自然科学系の古書店。昨年9月末に訪れるも棚卸しで泣く泣く撤退した過去がある)
で、具体的にプランを聴くうちに、
「これってうまくすれば艦これ聖地巡礼もどきになるんじゃね……?」
と思って打ち合わせてきました。
で、運よく日程を重ねられたので先ほどの夜行列車にも乗れた、ということなのです。本当に運が良かった。
目次としては次のようになっています。
(0日目:3/23 日)名古屋→東京 with 夜行列車
(1日目:3/24 月)東京→築地で朝食→靖国神社遊就館→神保町
     →横須賀→横浜・中華街→就寝
(2日目:3/25 火)横浜で起床→鎌倉・鶴ヶ岡八幡宮江ノ島 with 江ノ電→東京→名古屋
この記事ではムーンライトながらから下車して、神保町を出るまでを記してみます。


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午前6時。我ら大学生は寝ぼけ眼を擦るかも怪しい時間ですが、
築地にはエネルギーが満ち溢れていました。
3月ゆえの朝の寒さに自然としゃきっとするような感覚がしました。
まずは腹ごしらえです。小さなお店に入って僕は金目鯛の西京焼きを頂きました。
絶妙の塩加減、金目鯛の甘み、温かいお味噌汁。
おなかが満たされるって幸せなことですね。
そして。


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午前8時の靖国神社です。何となくニュースで物騒なイメージがあったので少し身構えていた節もあったのですが、実際は全くそんなことはありませんでした。
むしろ、熱心に手を合わせている出勤途中のサラリーマンがいたり、何となく胸がじんわりと暖かくなるような思いすらしました。
何でしょう。ここに大戦の犠牲者の方々が祀られていると思うと背筋がすっと伸びました。
いつまでもゴタゴタと揉めていることでその方々が静かに眠れられないのなら、今の人間は何をやっているのでしょう。
それから遊就館靖国神社の資料館の開館を待って午前9時。
ふらっと近くの武道館に寄ったら法政大学の卒業式だってよ。卒業生でもなければ父兄でもないのに周りをうろちょろしてました。
上の写真の4枚めは接写レンズに変えてそこらへんで撮ったのだったかな。
都心の中なのに安らげる公園が広がっていていいですね。
ではなく、遊就館です。


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撮影ができるところで撮れたのがこれだけです。
この戦闘機は遊就館入り口に堂々と展示されている零式艦上戦闘機52型です。
「対空+8!!!」
とか口走っていましたが、実物を目の前にすると自然と感嘆の声がもれます。
中の展示については、僕はとても感動しました。
有史以来の日本史がずらりと解説されています。
下手な日本史の教科書よりもずっと克明に戦争の概略が描かれていて、時間が押し迫っているにもかかわらずずっと眺めていました。
右とか左とか思想の差こそあっても、こういった展示は誰もが見るべきだと感じます。そこでどう思うかこそが自由です。
元々右寄りの視線を持っているだろう人間が思っていることなのでまあ、反論はいくらでもあるとは思いますが……。
これで僕が艦これを見るときの眼差しが変わったように思います。
今少しずつ「永遠の0」を読んでいますが、圧倒的な文字の中に埋まりながらも時折思い返しています。
僕には非常に良い経験でした。
そして、神保町です。
実は隣にあるんですね。時間をかけずに移動できます。
今度こそ明倫館書店でお買い物出来ました。これが戦利品です。


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一番はWarner本が4,000円で買えたことです。次点が野水本(復刊前の版)が1,500円で買えたこと。
服部位相幾何もあったんですが、少し尻込みしてしまいました。
2,500円なら買っておけばよかったかなあ……また行くからいいんですが。
本当だったらここで2時間ぐらいかけても良かったのですが、あいにく横須賀の予定があり涙を呑んで店を出ました。
ほんとはその後、喫茶「ラドリオ」でお昼を優雅に取ろうと画策していたりしましたが、これも敢え無く断念。
今度また絶対来ようという口実ができたのは良かった……のかなあ。
ぐすっ。