夏の友

宿題

盛夏と成果

 四捨五入してもまだ,私は大学生です.
 このブログだけを見ると,前回の投稿から途絶してしまったような感じがありますが,当の本人はまったくそんなことはなく生きております.
 変わったことといえば社会的な身分で,予てからの夢であった教職に就きました.
 もちろん詳細を述べるわけにはいきませんが,ゆったりと新しい場所で新しい空気に揉まれています.
 生徒たちは私のことを歓迎してくれているのか,そうでないのかよく分かりませんが,私は歓迎されているつもりでいろいろ試行錯誤させてもらっています.
 たとえば単元の取捨選択や順番,演習問題づくりなど.ひとつひとつをオーダーメイドで用意していかなければならないのがとても大変です.
 何にもまして痛感するのは,自分の時間の使い方がどうにも下手ということです.どうにも授業の時間配分が覚束なく,だらだらと話してしまうことばかり.手を動かす事こそが上達の近道なのに,リーダーがそういうふうに誘導できていません.悲しや.
 しかし,全体として随分修行させてもらっているなという実感があります.
 今までやってきた数学は受け取るもの(大学のセミナー除く),これまでの数学は発信するものです,
 子どもは大人の鏡です.子どもが納得しているときは私の説明がうまくいっているとき,逆もまた同じです.生徒の顔を見つめると,怖いほどに自分のやったこと(やらかしたこと)が分かります.
 ですから,発信するに堪える質とプレゼン能力をガシガシ磨かれていると感じています.初等的な内容で合ったら尚更.素朴なことをしっかり浸透させなければなりません.
 今の私の生きる糧は子どもたちの達成感に満ちた表情です.ひとつでも壁を乗り越えた時の彼らの顔は何にも代えがたいものです,時々見せてくれるそれに,とても救われています.
 しかしまだ修めるべきことがあるので,まもなく勝負に参ります.
 まもなく四捨五入しても社会人1年目です.2年目へのステップを.