夏の友

宿題

8月6日(月)はれ《趣味》

梅仕事

Twitterでは言っていたけども,実は梅仕事をしていたのである.6月17日にスーパーで1kg分を調達,約20%で塩漬けにして1ヶ月冷蔵庫で保存.ようやく一昨日,土用干しを始めた.

こんなに遅くなったのは仕事のスケジュールなどではなくて,金属製ではない「ざる」を安く調達できないかと思ってうだうだしていたからである.ちゃんとしたざるを買おうとするとやはり竹の良いものになってくるので平気で2000円台になる.金属製のものは梅仕事に際しては禁忌である.かといってプラスチックだとなあなどと思っていたところ,ダイソーに大きめのものがあった.雑な作りではあるが,商売をするわけでもなく,趣味の範疇だからちょうどいい.何のことはなく100円で調達した.

で,早速一昨日から干した.その経過がこちらである.

ちなみに,しそ漬けは元から行うつもりはなかった.しそ漬け梅も好きだが,今年は無しだ.

ジップロックの梅酢に浸かっているときは黄色でみずみずしくて,これが本当に褐色の梅干しになるのかと不安にも思ったが,何の何の.ご覧の通りである.直射日光に当て続けることはできなかったものの,お日様の力を見た.

また,干している最中に何度か梅の実を裏返したのであるが,近くに寄るとふわっと爽やかで柔らかい香りが鼻をくすぐるのである.塩漬け前の生の状態でのプラムのような香りも大好きだったが,それがこう変わるのかと驚いた.市販の漬け込み液にごまかされない,純粋な梅干しの香りがこれか,と感慨深い.

そして梅酢を味見してみたところ,「液体梅干しだ!!」とびっくりして驚いた.梅の実に対して20%で漬けたわけなので,当然ながらめちゃくちゃしょっぱい.しかしそれに劣ることなく,ちゃんと梅のすっぱさが抽出されている.試しに野菜サラダに少しふりかけてみたが,そこらへんのドレッシングが要らないぐらい美味かった.立派な調味料と言われているのを実感した.

これで3日間の土用干しが終わって,熟成期間に入る.2〜3ヶ月で一応食べられて,1年後頃から味の角が取れて食べごろらしい.それまでは市販の梅干しとか,梅酢を使いながら首を長くしているしかない.待ち遠しい限りだ.