夏の友

宿題

8月21日(金)くもりあめ

今日は1日中会議と研修だった.だいたいこういうものたちは空虚な感じのものなのだが,教育心理学的な研修は短時間ながらとても有用だった.講師もこちらのツボを押さえている話し方で,心地よかった.

ツボを押さえているというのは,大事なところをしっかり強調して分かりやすく伝えてくれる,というのもそうなのだが,冗談や間合いがこちらの琴線に触れるようなものだったのが良かった.「この人は僕たちの味方だ」と感じさせてくれる.これは大事なことで,内容はどうかとかそれ以前に話を聞こうという気を起こさせてくれるわけである.今回は内容も良かったのでその効果は2倍3倍増しであって,とっても有意義だった.研究された話術なのか,経験則に基づくものなのかまでは分からない(というかどうでもよい)が,学ぶべき人が講師に来てくれてよかった.複数人の講師がめいめいに騒ぐ消防訓練よりも……おっと.

まあ,ともあれ明後日の日曜日で夏休みは終わりである.

8月21日(火)はれ《おつかれさま》

珍しく,甲子園を見たいと思って半休で帰った.まだお盆休みから抜けてない雰囲気だしへーきへき.

初回から緊張なのか疲労なのか,金足の投球が乱れているのが気にかかる.そのスキをチャンスに変える大阪桐蔭.どうあってもここまで来たのだからそれは下手とか怠慢とかではない.全国百数校のうちの天辺2校なのである.

エアコンをかけながら贅沢にアイスコーヒーなどこしらえて熱闘を見ていた.作業をしつつテレビに目をやっていたが,何と言うかな,楽しむ姿や励ます姿が所々に見られてとても嬉しい気持ちだった.周りの人間たちはこの一戦にゴタゴタと意味を飾り付けるが,それ以前に彼らは野球をやっている.かけがえのない高校生の時間を野球に費やしている.それだけだと思った.

おそらくは,しばらく金足フィーバーが続くだろう.桐蔭の根尾くんがどの球団に行くかどうかとかも盛んに言われるはずだ.でも願わくば一人でも多くの人間に,彼らは利益損得を第一に野球をやっていないことを忘れないでいてほしいと思った.なので,僕からかける言葉はおつかれさま,の一言だけにしておきたい.

8月20日(月)はれ《食事中注意》

風邪をひきながらの出勤となった.

ここ何年かの常套の展開なのだが,まず熱っぽくて身体がだるくなる.だいたい同時に上咽頭炎っぽい症状が出てくる.そこから気道に沿って下に炎症が移動して,咳やらなんやらにつながっていく.記憶に新しいのは,6月にはそこからこじらせてマイコプラズマ肺炎っぽい症状が出た(診断が出ていないので何とも……).ということで,今回もそんな感じになってしまったのか,あるいは別の症状か,と恐々としている.

半休をもらって,14時くらいから日が暮れる19時ぐらいまで延々と寝た.それでも身体は重く,熱っぽさもある.ただ今回は何故か熱っぽさが熱に直結していなくて,最高で37.2℃までしか上がらなかった.微妙なので頓服薬のカロナールを飲むのも憚られた.いっそのこと38℃まで出てしまって,一気にカタを付けたいなと思ったのだが…….

あと,今回変に意識してしまっているのかもしれないが,痰がとても臭い.ああここで炎症が起きているのだなとよく分かる感じである.症状の緩和を狙ってうがいもするが,膿栓もよく出てくる.膿栓をつぶしたところもっと臭かった(自明).ああこれは恋人にもキスができないなあとひとしきり思ったところで,相手がいないなあとぼんやり夕暮れを眺めていた.泣けるねぇ.

喉が弱くなったのは,大学を出て,初めての一人暮らし2週間目で扁桃腺をやられたことに起因すると勝手に思っている.病院にもかからずに1ヶ月くらい風邪薬でごまかしていたら毎日フラフラで大変だった(自明).その時薬局で買ったパブロン130錠は今日も用法容量を守って正しく使っているが,この小瓶を眺める度にその時を思い出す.鮮烈な社会人デビューだったのだった.

8月19日(日)はれ《何ともなし》

本当に何ともなしの1日だった.生産性がないので国から見捨てられるかもしれない.納税してるのにね.喉がおかしいのが続いている.

離れたところにある図書館に行って,専門書を何冊か返却してきた.借りるときには意気揚々と車を走らせることができるのに,返すときにはなんとも面倒なものである.桂代数学Ⅰと,谷島ルベーグ積分関数解析が今回有用だった.代数学Ⅰの方は何とも味気ない本だと思いつつも,これを手掛かりに他の本にも進みなさいと言われているようで,まさに講義ノートという感じだ.谷島本は分布関数を用いてルベーグ積分を定義しているが,個人的に馴染みがある単関数列を使った定義と同値になるのか検証したい.それを除けば,丁寧にモチベーションを述べてくれている親切な印象だ.関数解析パートはあまり読めていない.そんな感じ.

ああ,部屋の片づけに少し光明が見えたのだった.押入れのデッドスペースを解消したところ,部屋の中で置き場所に困っていた箱たちがついに行き場を見つけられたのだ.同時に,机の引き出しに眠っていた箱たちも行き場を見つけて,デッドスペースが解消された.大きな進捗のように見えるが,生まれたスペースをどう使うかに迷っている.ので,モノは相変わらず散乱している.それじゃあダメじゃん.あとは,昨日作ったカラーボックス2個をうまく使えばよさそうだ.

8月18日(土)はれ《実家に帰るのが億劫》

夕方,自動車の半年点検を受けに来い(意訳)と催促があった.お盆前にどうするのと確認があったのをすっぽかしていたのだ.ごめんなさいをして来週末に帰ることにした.そんなに頻繁に帰ってもねぇ,と半分思っている.去年のこの時期には心を病んでいたので,ひたすら実家に帰ることしか考えていなかったのだが,大きな変化である.営業の人ごめんなさいである.