夏の友

宿題

9月5日(水)はれくもり

話題のツイートである.

それに対する僕の考え方である.

既に端的にまとめてしまっているが,「分からない」という言葉の裏にどんな気持ちが隠れているかを察するべきである.分からないから続けたいのか,分からないから距離をおきたいのか,問題はそこである.距離をおきたがっている子に頭ごなしに教えるとか,まさかではあるが「分からないとは何だこの阿呆が!」と憤慨するとか,それは駄目である.泣いている赤ちゃんが何故泣いているのかを考えるのと同じで,何を求めているのかで対処法が違うと思う.

個人的には,footもとい「フット」という日本語の関連語を想起させて意味を想像させるのは悪い方法ではないと思う.が,件のツイートの相手になっている中学生には毒にもなっているとも思う.今求めているのはそれじゃない,という感じが拭えない.

人は本当にやべえとか,しっかり知りたいと自覚したり,何より「ああなるほど!」と合点がいけば,自然と物事の吸収率が上がる.だからそういう風に持っていくのが教員の務めでありテクニックである.個人的には,あくまで個人的には,子どもの抱えている不満に寄り添うことができていないのは大きな損だと感じている.明日は我が身である.

9月4日(火)ひじょうにつよいたいふう

昨日中に休校の判断が成されたため,この日は職員だけ出勤していた.夏休みが早くも復活したような変な感じである.その職員たちも時間を半ば持て余し,前倒しで打ち合わせをやったり,先の試験を作っていたり,終いに昼前には年次休暇を取っていた.自分も13時すぎに退勤して,コンビニで麺を買って昼飯とした.

台風に対して舐め腐ってきたが,今回の台風はそんな認識をもふっとばしてくれた.恐怖を感じる強さの雨と風.退勤するタイミングもそれほど良くなく,ピークに向かって暴風域が迫っている最中だった.車から降りるに降りれない.そしてこんな日に限って内祝いをもらってそれを抱えて出なければならない.びっしょり濡れた.

ピークは15時前ぐらいだっただろうか.風向きがまだ良かったものの,打ち付けるような突風が吹き荒れていて窓ガラスが壊れるかと本気で怖かった.生まれてこの方,雨戸の大切さに気が付いていなかったため,このアパートにも雨戸がないことを知らなかった.ガムテープを斜めがけで貼ろうかとも思った.次引っ越すときは雨戸の有無をちゃんと確かめます.マジで.

雨風が収まったのが17時半頃.外に出て車が壊れていないか確かめに行った.

ちょうど去年の台風のとき,実家の隣家からトタン屋根が飛んできてボディを綺麗に舐めてひっかき傷を刻んでくれていたのだ.まあほにゃほにゃあって自分の保険で直したが,後で聞くと40万かかったという.二度とごめんだと祈るような気持ちでアパートの駐車場に行ったところ,上に載せた文の通りだった.人がちぎったような細かさの葉が車体に道路にアパートの外壁に飛び散っていた.あまりに強い風だとこんなこともあるのだなともう一度身震いした.

大阪では空港が水浸しになっていてとんでもないことになっているという.ここ最近,一つ一つの爪痕が大きすぎる.

9月3日(月)ふおんなはれ

明日は台風が来ることを見越して休校となった.

教育とは環境という話であると思って眺めていた.自分自身のことを思い返すと,数学もそうだが環境として良かったのは漢字である.小学校の宿題で出てくる漢字ドリル,それから図書館にあるこのシリーズ.

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さらに父が持っている漢和辞典が少年の心にはめちゃくちゃよく響いて,漫画が与えられない我が家での僕の愛読書は漢和辞典だった*1.おかげで旧字体にも慣れたし,漢語も自然と身についたし,何より中学2年生で漢字検定2級に合格した.数少ない自慢である.おかげで僕は暫くの間,漢字博士の異名をほしいままにした.

時々,英才教育で図鑑を転がしておけば自然と子どもは読んで身につけるというが,それは本当だと思う.興味あることに子どもは自然と手を伸ばしていくと思っている.そのためには親の姿も大切であるが,親がつくる子供の環境を整えることもそうであるはずだ.

*1:アニメキャラクターが活躍する漫画でないにしろ,図書館でいろいろな本を借りればよかったと悔やんでいる.歴史の漫画とか,将棋の入門書とか,物語の本もあったろうに,6年間をみすみす棒に振っている.漢和辞典以外にも読めばよかったのに,本当にもったいないことをした.

9月1日(土)くもりのちあめ《三日坊主》

とりあえず8月の夏は終わった.ということで夏の友は終わりたいのだが,いかんせん宿題のやり残しが何日かある.のでまだ続ける.

午後からとある検診があるのでお出かけである.そのついでにお買い物,栄のLOFTで手帳を眺めていた.手帳,毎年買っているが毎年持ち腐れにしている.本当に続かない.「今年はやるぞ!」なんて言いながら毎年ダメである.禁酒禁煙できない父親のことは言えない.断続的に1時間半は矯めつ眇めつ偉そうに吟味していたが,このまま無駄遣いしてもダメなので,保留である.

眺めながら考えていたが,「ライフログ」と一般に言われる記録用のものと,予定を整理して忘れないためのものの2冊はあるとよいかもしれない.自分的にはね.サボりがちなトレーニングの成果と,勉強の成果を記入するのをメインに,徳を積むこと*1を記入していくと何か達成感があるかもしれない.このブログも続くかもしれない.そういう願望を抱いている.

それから割と重要なのは,オフの日を明確にすることである.こちらはもちろん予定の備忘録に記入する.オンとオフをはっきりさせないから,オフの日を無駄遣いしてしまうのではないかなという考えがようやく浮かんだ.なので,そこらへんである.

あとは……なんだろう.インターネット上に放流することができないことを長々と書く1日1ページのものがあるとうれしいかもしれない.ただ今年はほぼ日手帳やEDITを買ってみたものの,であるので,空疎な義務感でやっているとダメだ.モチベーションがないと.

ということで,ちょっと目的を整頓させてすぐにでも始めたいと思っている.鉄は熱いうちに,である.

*1:身の回りの掃除や自炊の成果のことをそう言っている.

8月31日(金)はれのちあめ

久しぶりにしっかり授業を行った.午前中は全時間詰まっていて,小休止を置いて6限目に1コマ.そのラスト1コマは,今回はテスト返却で終わらせたからまったく苦痛ではないが,平常時にはお互い消化試合的な雰囲気もある.いや,こちらからしたら大切な数Ⅰ3単位分のうちの1時間だから消化試合なんて言われたら立腹ものであるのだが,休みを目前にして*1多少気が抜けることは否めない.

そんな6限目,テスト直しも終わっていよいよ終わりかと思っていたら空が不穏であることに気が付く.今にも土砂降りが来そう,と思っていたら予想通りのタイミングでひどい雷雨が来た.昔ながらの夕立がちょっとひどくなった程度か.ゲリラ豪雨と言うほど急変ではない.ただ傘が役に立たないのは間違いないくらいひどかったので,全校,やっと帰れると思ったら教室で足止めである.生徒も大ブーイングである.自分が高校生だったらまあ確かにブーイングするかもしれないが,この雨に濡れて帰るほどの気概もない.管理下に置かれるという面で不自由,それが嫌だという不満の表明であろう.

雨自体は5分ちょっとで急激に収まり,若干涼しい風をもたらしてくれた.とても部活動も行えない状態にしてくれたので,若干早く退勤することができた.ありがたや,である.

*1:とは言いつつも土日に部活がるのはザラだから,授業がないという意味において「休み」なのである.たぶん.

8月30日(木)はれ《やる気元気》

昨日食べたペヤング激辛ENDが尾を引いていて,朝から肛門が大炎上である.6時間ほど前に食ったものがもう出口に達するのか,と驚くばかり.あーでもあれか,油は早く回るのか,油ダダ漏れになることで有名なバラムツを食べてもそうなると聞くしなあ,と思ったが,カプサイシンに関してはどうなんだろうと思いつつトイレで腹を抱えていた*1

出勤後も昼前ぐらいまで腹痛が続いた.辛さとは痛みなのだとまさに痛感した.空き時間にトイレに2回行く始末である.仕方がないので,クーラーの効いた居室で白湯(電気ポットの湯冷まし)を飲みながら,早く治まれと願いながら授業に向かった.贅沢なものである.不思議な話で,頑張って声を張り上げていると気が紛れて自然と治まってきた.なお,午後から懇談会があって緊張のために胃が痛くなったことを追記しておく.緊張すると押し殺したような詰まったような小さな声になるのどうにかなんねーかなあ.心がけ次第か.

*1:決して笑っていない.